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2010年11月1日(月曜日)

Programming, 帝国, Participation

カテゴリー: - susumuhayashi @ 02時36分37秒

夏休みからやっていた、SMART-GS の Spreads Selection の機能が漸く完成。神戸大工学部に移ってからは、自分でプログラミングをすることは、emacs-lisp を少し触るとか、そういうこと以外は、ほぼ無くなっていたので、少なくとも16年ぶりの本格プログラミング!しかし、神戸では学生に教えるためにトレンドを常におさえていた。それが自分でも使えるか不安ではあったのだが、杞憂だった。 :-)

自分では手を動かすことなく、学生に指示していた通りに、自分でもできる。学生に教えていたことが間違っていなかったことが確認できた。 :-D

それにつけても、eclipse のような開発環境とCPUなどのプラットフォームの進化は凄まじい。およそ、二十ウン年前、エジンバラの computer science で PX system をコンパイルしたり、その本の TeX source をコンパイルすると、20分ほどかかるので、tea time にしていたのを思い出す。それ以上のことが一瞬ともいえるスピードでできる。そのころに「原理的には、こうできるのだが…」と考えていたことがすべて実現されている。

で、そのころのプログラミングとの最大の違いはなにかというと、僕が、学生たちに「こうしてはいけない!」と言っていたことを自分でやっていること。つまり、「どうしてこう動くのか、説明して」と学生に言うと、「同じ様な例を見たりして、色々やったら動きました。理由はわかりません…」というので、「めっ!」とかやって居たのだが、自分でそれをやっている。

それが可能だし有効なのである。当時は自分の頭脳でプログラミングしていた。そうでないと、実質良いプログラミングはできなかった。ところが、今では「社会インフラ」でプログラミングできる。つまり、デザインパターンや Java 仕様などの共有された知、特にプログラミングスタイルのもとに書かれた、大量のマニュアル、ドキュメント、プログラミング例(これには、意識的に、自分で手を出さす、学生や企業に頼んで書いてもらったプログラムが入る。あるいは、これが一番大きい)を、サーチを使って見つけながら、時にはコピー&ペーストでプログラミングする。そして、大体は理屈がわかってはいるが、完全に解るまでは解析しない。コンパイラや eclipse が詳細を見張ってくれているので、そこまで考えるのは「やりすぎ」なのである。結果として、以前は、「めっ!」と言っていた学生と同じようなやり方でプログラミングをしている。つまり、「原則を大体わかり(といっても、僕は学生よりはずっと良くわかっているが)、詳細はシステムにまかせての試行錯誤」である。

つまり、WEBや Google search という「物理的媒体」に支えられた、デザインパターンやオブジェクト指向の社会(より具体的にはJava のコミュニティ)に「参加」(participate, teilhaben)することによりプログラムしている。SMART-GSは source forgeを使って開発しているから、まさしく reflexive になって「参加」になる。これこそが本当の「バザール」の意味で、構造化されていることはそれを実現するための条件にしか過ぎない。つまり、伽藍とバザールの比喩はおそらく間違っているということ。典型例はガウディの聖堂の「ボランティア」たちか?(ガウディのデザインがないとあれはできないし伽藍だ。)

この2日ほど、ネグリの「帝国」を読んでいるが、その「帝国」と同じ仕組み。今、講義のために、固めている Giddens 的な情報歴史社会学の話とも相即する(「相即」という言葉は田辺研究と「相即」している ;-))。SMART-GSはsource forge で公開されるから、当然のように僕も、この帝国に participate することになる。

この participate の意味を知りたければ、これの講義資料を参照。


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