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2009年10月16日(金曜日)

Babbage, J.S. Mill, K. Marx

カテゴリー: - susumuhayashi @ 01時53分14秒

経済学史,経営学史では,C. Babbageを技術論に立脚した経済学の先駆者として位置づけ(Taylorismの先駆といってもよい),彼の解析機関を J.S. Mill, K. Marx へ到る分業論の系譜と関係付けるという考えかたは,Stanford の Nathan Rosenberg の研究(1990年代?)などにより,少なくとも海外ではかなり定着している.また,イタリアの思想家たちは,これをさらに Marx の Grundrisse の Fragments on Machines と呼ばれるテキスト群の技術論と結びつける.情報史のほうでは,逆にさかのぼり Adam Smith から de Prony,そして,Babbage にいたる系譜を重要視する.さらに Babbage へは Etienne Bonnot de Condillac の科学言語論からの影響があるという実証研究が最近の数学史で始まっている.つまり,一度,忘れられた「コンピュータの父」(この評価は実は虚像だが,そういう虚像ができたいうことに実に重要な意味がある)としての Babbage が,19世紀のさまざまな近代化現象の流れの中に結節点のように存在している.この話は,日本では,あまり知られてないと思っていたが,先日,SONY 岩間レポートについての集中講義で来ていただいた吉備国際大学の大谷さんは,これらのことの相当部分をご存知だった.そこで情報史の人たちの間では,日本であっても有名なのですかと質問をしたら,大変に丁寧に状況を調べていただき,その報告のメールが今日来た.なかなか面白そうで,知らない話が相当書いてあるので,来週でも調べてみようと思う.大谷先生の岩間レポートの画像を投射しながらの講義も学生たちに大変評判が良かった.こういうことがあるので,色々な方に非常勤で着ていただけるのは大変にありがたい.非常勤を少なくするという傾向があるが,少なくとも京大文学部のように次代の研究者養成が大きな任務の場所では,非常勤の優秀で多様な先生方に学生が接することができるということには大きな意味がある.


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