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2015年8月23日(日曜日)

RIETIプロジェクトと学習院西田史料調査

19日に、新井紀子さんのRIETI/BBLセミナーがあったので、これを機会にRIETIのAIプロジェクトのメンバーの一部が集まる。また、さらに、この機会を利用して、学習院史料館の西田史料を調査。

BBLセミナーは新井さんが東ロボプロジェクトでTVにも出る様になっているので大盛況。セミナーの前の昼食会に中馬さんや僕もよんでもらったが、そちらでの議論でも、セミナー・トークへの質問でも、やはり誤解が深い。セミナーで、新井さんが、実は、東大にAIは当分合格できない、それを予想してのプロジェクトだと説明したのにもかかわらず、それでも誤解している人が殆どのよう。昼食会の際か、セミナーの時か、実は、東大は関係なくて、中堅以下(?)の大学が生み出している人材の多くがAIで置き換え可能であることを示すプロジェクトであることをNIIの所長さんに説明したら、プロジェクトが採択されたと言っていたが、大変正直な説明で、また、重要な説明。ただ、これの意味が理解できた人が、殆どいなかった様な…。理解できていれば、そこで大きなため息がもれるはずなのだが…

RIETIプロジェクトの相談は、中馬さん、リクルートの戸田さん、久米さんの4名で行う。これはやってよかった。その後もメールで議論を継続したが、どうも、中馬さん、リクルートのお二人、そして、僕の間で、かなりイメージにすれ違いがあるような。これをうまく合わせていかねばいけない。これから大変だが、やらねばいけないプロジェクトなので頑張る!

翌20日は、一転して、学習院史料館で、京都学派の思想史の研究(だから、予算の出所が違う)。予め、お願いしていた、京都学派関係の史料を拝見し、撮影。これらを用いて、京都学派アーカイブの新バージョンを作る。掲載可能かどうかの判断は、WEBページができてから。

担当は、学芸員の長佐古さんで、詳しく説明していただき、また、写真撮影をさせていただけた。書簡は、ちゃんと、中性紙の箱や、古史料用の透明フィルムケース、その中に紙の酸性成分の中和させるシートなどに入っている。こういうフィルム状の保管用フォルダーは知らなかった。多分、清水光芸社の清水さんが言っていたが、予算が全然足りず、使わなかったものだろう。

学習院史料館は、旧図書館の古い平屋の洋館で、非常に感じがよい。僕は、どうもこういう建物が好きなようだ。長佐古さんは、旧華族家の史料の調査などもされていて、その膨大な史料の冊子も拝見する。これが、なんともすごい。ただ、僕の経験と同じで、そういう調査の意味が最初はなかなか理解してもらえなったとのこと。ただし、それらの努力の重要性を、学習院は理解してくれて、結局は、史料館に学芸員や助教が常駐する今の体制ができたとのこと。実に、素晴らしい。

学習院史料館の充実ぶりを褒めると謙遜されていたが、これはどうも江戸期以前の古文書の保全に比較してのことだろう。明治以後の近代文化遺産については、最近、工場跡などは世界文化遺産に登録さえされるようになったが、文書の場合は全く駄目とさえいえそう。実に困ったもので、長佐古さんが、これを理解できる人なので、二人で仕切りに嘆息…

資料も沢山いただけたので、「史料をたずねて」の良い記事がかけそう。


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