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2014年8月7日(木曜日)

Substance and Function

プログラミング言語の多くがオブジェクト指向化する中、MapReduceのような関数型言語もどきのものが、
復活していることに、昔、関数型言語陣営に属していたものとして、意味があってよかったという
気持ちと同時に、概念的に納得のいかなさを持っていたが、Skidelsky の Ernst Cassirer で引用されている
Substance and Function の一節

The content of the concept cannot be dissolved
into the elements of its extension, because the two do not lie on the
same plane but belong in principle to different dimensions. The
meaning of the law that connects the individual members is not to
be exhausted by the enumeration of any number of instances of the
law; for such enumeration lacks the generating principle that enables
us to connect the individual members into a functional whole.

を読んで納得。要するに、Term logic 的、あるいは、ライプニッツ的に、
そのなかに、そのすべての可能性を所有する個として、Termを見る場合と、
シェーラーや、上のカッシーラや、京都学派の場、場所、種のような、
見方で、Term を見る、二つの見方がある。ビッグデータのような場合は、
各データの「個性」などというものは無視して、それを「点」として
扱うので、後者の見方が有利となるケースが圧倒的で、だから、それを
扱うプログラミング言語が関数型的であることは自然。

しかし、一個一個のもの(オブジェクト)を、その内部に座って
(ユクスキュルの Innenwelt に座って)、その動きをアニメイト
しないといけないプログラミング、たとえば、ブラウザやエディタ
などでのフレームなどのGUIとイベントハンドラーのコーディング
を行うときは、全面的に前者の世界観に浸らないと、コードできない。

だから、二つのスタイルとも、ともに必要ということになる。

しかし、カッシーラの上の文章は面白い。into a functional whole の
原語は、zu einem funktionalen Inbegriff。これは Manfred Frings
がいう functional existence と同じ(Frings, The mind of Max Scheler, p.24)。
また、西田の「場所」と同様の発想。この当時の流行というべきだろう。

そういう哲学者が考えた、個と関係性、Substance and Function (この時代の
哲学者や Frings は、function を、つながるもの、つなげるもの、という
ような意味で使う。だから、実は、Relation だったり、operation だったり
する。ユクスキュルの Funktionskreis も同じような使い方)が、
IT、特に、ネットの時代に、alienated されて現われ、それが実際の
人たちの感情をリアルタイムで繋ぎ、むしろ、それが魂を外化の方向に
引きずっているということは、実に、驚くべきというか、恐ろしくさえある。
この先、どこまで引きずられるのだろう…


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