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2013年6月23日(日曜日)

McLartyのGordan論文の問題点

カテゴリー: - susumuhayashi @ 13時56分24秒

2013.08.28に編集。間違いを削除。同題名投稿の3に詳細。
1888年3月に発見して1889年のUeber die Endlichkeit der Invariantensystems fuer binaere Grundformen, Math. Ann. Bd.33, S.223-226, 1889で発表した2変数の場合のゴルダン問題の短い証明(4ページ)を、1888年のフルのゴルダン問題の解決と混同しており、ゴルダン問題の有限基底定理による証明がゴルダンの助けでできたと書いている。

ゴルダンのクラインへの手紙で、Rekursionによる証明で再帰的な呼び出し側のFORMがeinfacherになるようなFormenのEinteilungsprinzipが必要で、それがないからヒルベルトの証明はだめなのだ、と書いているところを引用せずに(…にしている!??!?)、他の部分の文章を利用して、ゴルダンの批判は数学の内容ではなく証明の仕方が不明瞭でよくないといっているだけだと主張している。さらに、その引用中のIhnen=Klein を ihm と読んで、ヒルベルトのことだとして、「あなたにライプチッヒで言ったように」を「ヒルベルトにライプチッヒで言ったように」と変えてしまい、ヒルベルトに問題点を説明していたいかのように説明している。手書きのIhnenとihmが読みづらいのならわかるが、これは出版された Klein-Hilbert書簡集から引用しているので意図的に読み換えた(翻刻間違いだと強引に理解した)か、ドイツ語ができないのか、どちらかとしか思えない。(2013.08.28追加:ここは、オリジナルで確認したら、McLartyの方がただしかった。オリジナルが、ihm と書いてあるところを、Klein-Hilbert書簡集では Ihnen になっている。なぜ、ドイツ語を母国語とする人が、かなり明瞭な手書きを、こう読み間違えたのかはわからない。また、それを正しく読んでいるところをみると、もしかしたら、McLartyは原典を読んでいるのかもしれない。それとも僕の持っているKlein-Hilbert書簡集が古くて、どこかで誤植が修正されていて、それを読んだのか?いずれにしても、これが1888年春のライプチヒでのゴルダンとヒルベルトとの議論のことであるかどうかは不明。2年近くも前のことなのだから。一方で、1888年3月にゴルダンの助けによって発見したとクラインに報告した証明が、1888年にゲッチンゲン紀要で概略が速報された有限基底定理による2変数の場合のゴルダン問題の証明でないことを支持する強い証拠が多くあるので、従来の理解、僕の理解の方がずxっと蓋然性が高い。)こう読むと、この書簡集の該当部分の向かいのページにあるヒルベルトのクラインへの手紙の内容と食い違う。

その他、間違いだらけ。良く読むと、歴史的イベントの時間的同定の検討が、ほとんどなされていないらしいことがわかる。

解釈に続く解釈の塊。伊勢田さん言っていた「変わった解釈をするのが仕事」というタイプの哲学者か?哲学だからと言って、こういう勝手なことでいいのか?梅原法隆寺論のレベルだ…歴史家の立場からは、あまりのずさんさに茫然自失という感じ。(まともな学者が、こんなことをできるということが理解できなくて、ショック!、ということ。)

この論文はクロネッカー論文と同じパターンをとっており、「神学」はジョークで言った、本当はほめている、という風に解釈している(ジョークであるのはそうかもしれない)、これではクロネッカー論文も信用できない…検討しなおし。


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