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2012年6月3日(日曜日)

西田・田辺記念講演会 藤田正勝講演

カテゴリー: - susumuhayashi @ 01時24分47秒

2012の西田・田辺記念講演会の藤田さんの講演を聞いた。

昨年まで特殊広義に出席させてもらっていたが(今年は担当している講読とぶつかり出席できず残念)、
その内容とほぼ同じで新味は無いはずなのだが、数年の間に藤田さんがその研究を発展させながら話した内容を、
1時間余に纏めた形で聞くと多いに違う印象で、特に田辺のドイツ留学から以後のタイムスケールを僕は正確に
つかめていなかったことがわかった。

で、兎に角、大変に面白かった。講義で聞いているときから、「おおっ!極めて慎重な人が随分大胆なことを言うな」
と驚いていたが、纏めて聞いてみると、これは大変な研究で、田辺と西田の関係の通説を否定する、実に大胆かつ
真っ当な提言。確実で真っ当なものは大胆になれる。

宗教学の杉村さんの質問への回答にあった研究方法の示唆とともに、これは今後の日本哲学史研究の行方を
決定づける重要な提言だと思う。土日は大学には極力出ない方針にしているが、今日は出て本当によかった。
藤田さんの後任がどうなるのか心配だが、藤田さんのような学者としての実力のある人が来て、この路線を
継いでくれることを願う。

善の研究出版後の百年が過ぎ、西田に加えて田辺の著作権がもう直ぐなくなる。また、戦後、田辺や京都学派に
貼られたレッテルから自由な世代の研究者が主流となってきた。京都学派研究は、こういう時間の問題で言えば、
これからが始めて中立的研究が可能な時代に入る。つまり、正当な学問としての京都学派研究は、これから
始めて可能なのである。西田、田辺、九鬼、和辻、朝永、三木、戸坂、西谷、高山、….,この多彩な
人脈を考えれば、これからの思想史、文化史、哲学史、哲学を担う若手にとっては、京都学派研究は、
大きな可能性を秘めた領域だろう。

そのためにも旧時代となりつつある第2次世界大戦後、特に戦後民主主義の時代以後の京都学派観を
根底から見直す必要がある。


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