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2012年2月14日(火曜日)

理系が多い…

カテゴリー: - susumuhayashi @ 01時51分53秒

全学共通科目「ゲーデルと数学の近代」の採点完了。登録者の半分くらい、出席者の2/3位しかレポート無し。
まあ、これは京大では当たり前でむしろ多いほうだが、ということは出席者のかなりの数が抽選に外れたのに出ていて
くれたということか… 可愛そうなことをした。100名といわず、200名くらいにしておいてもよかったかな…
でも、そうすると多分毎回部屋が2/3以上埋まってしまい、あまり環境としてはよくない。大きな部屋だったし…

と考えてみたら、米国の全学共通レベルの講義とか、京大でも法、経の講義などを、外からチラと除くと、
数百人規模の大教室にギッチリというのが多い。神戸大でオートマトンと形式言語など教えていた時は、
それに近かかったな… もう7年目になり、文学部のスタンダードに染まったのかも。しかし、あまり
多いのは関心しない。あのくらいだから、講義の後に熱心な学生と議論しても、せいぜい(?)、
15−20分程度しか、後の演習に遅れなかったが、もっと増えたら、もっと大変で僕の研究室の学生は
困ったろう。

最近、マスコミで見かける京大で一番人気の特任教員Tさんの講義と同じ時間だったらしく、
もっと少ないかと思ったのだが、理学部の諸君はあまり起業とか興味がないのかも…

と思うほどに理学部の1回生のレポートが圧倒的に多く、しかも、良い点を奮発したくなるレポートがかなり
あった。1回生で大したものだ。

で、ハタと考えた。今は、文系向けとして書いている岩波新書だが、これはもしかして理系向けに書くべき
なのか?講義にでてくれた諸君は、半分以上はお世辞の学生さんもあるだろうが、かなりの数は、
本当に面白がっていた。つまり理系ながら、自分がやっていることの文系的文脈にも興味がある、あるいは、
僕の講義で、その部分が刺激されたということらしい。これは物凄くうれしい。

NISTEPを辞めた理由に、政府の政策で、さらには経団連のような民間の努力で、
日本のIT業界を良くしようとおもっても駄目で、日本の理工系の人の意識、さらには、日本社会
全体の意識を変えないと駄目だ、幾ら遠回りで、百年河清を待つ行為だ、
と言われても、その努力を続けるしか解決策はない、と現場の
取材を通して考えるようになったことがある。
#それが可能だ、だから協力すべきだと本気で思っていた。
#それを「アホ」といわれれば、そのまま受ける。しかし、最初から、
#斜に構える奴等を僕は全く評価しない!!!

政府や大学の努力で、優秀な人材は間違いなく作れる。実は優秀な若者を育てることは、
それほど難しくない。気が付いていない人が多いようだが、
それだけの若い人材が、この国にはいるということだろう。

しかし、彼ら彼女等を社会に送り出すと、変化していない既得権を維持したい老人たちの社会が、
#僕ももちろん老人です。
その若者達を、まるで琉球列島に群がる米国艦隊の対空砲火が特攻機を打ち落とすように、
「打ち落として」下さる。(^^;)

この特攻隊の光景、米軍の対空砲火に、それほどの戦果もなく虚しく海上に落ちる、
其の座席には若者が一人か二人のっている….
繰り返しTVや映画で見せられたその光景、が、国内で最も成功しているIT教育と僕が評価した、
はこだて未来大の演習の担当者(発案者)を取材していたとき、「では、親御さんは、
そういう風に教育した学生さんをどう思っていますか?」と質問したきに、なんとも悲しそうな
表情で、その担当者が話してくれた実例を聞いた時に、僕の心のなかかに浮かんだ映像。

悲惨な太平洋戦争から半世紀以上がたちながら、同じことを我々はしている。そう思ったときの
絶望感….

「これは僕の今のやり方では駄目だ….」と、とてつもない
絶望感に襲われた。まあ、それまでNISTEPで威勢の良いことを言っていた手前(^^;)、
これは黙っておくことにして(恥です。認めます!!!まあ、雰囲気としては、言っても、
1,2名の人が黙ってうなずくだけで、反発だけで終るだろうと
思ったことの方が大きいかも。あまりはっきり書くと大臣官房を通らないだろうとも言われたし)、
本心は隠したまま、レポートをまとめて暫くしてからNISTEPに行くのは止めた….

脱線したが、兎に角、その時に感じた絶望感からしたら、今回の学生諸君の反応は実にうれしい
ものだったといえる。たとえ百年かかっても河の護岸工事を進め、浚渫を進め、河を清くせねば
ならない。そうやって生きることは、百年ただ川岸に座っているのとはまったく違う生き方だ。
僕はあと数十年も生きられないだろうが、僕の後に、きっと誰かがおなじことをやるはずだ。
だからその人にバトンを渡すために、自分の前にも、そういうことを不完全ながらもやっていた
バカがいたという共感・安心感を、未来の仲間にもってもらうためだけにでも〔実は、
チャールズ・バベッジの”コンピュータの父”としての効用は、それだけだった。それでも、
エライ!こういう共感がどれだけの励ましになるか、誰もやっていないことをやったこと
がある人にはよく判るはずだ。始めての場所って、新鮮ではあるが、同時に物凄く不安
な場所でもあるから…)、今は僕はやるべきだ、と、思っていたが、実際に、少しだけ
できたのかもしれない。もし、本当にそうだったら僕はうれしい。

ということで、これを岩波新書にもつなげたい。

其の場合、ターゲットは理系中心化か、文系中心か。採点するまでは、
文系中心と原稿にも書いていたのだが考えたが揺らいだ。とは言うものの、
この講義は文系科目にしたので、それで理系の諸君が「これで文系科目が1つ
楽勝」と思って殺到した可能性は否定できない。

うーむ。わからん!千葉さんに相談しようと
思い電話するも留守。また、かけよう。

しかし、むずかしい…..


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