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2009年10月13日(火曜日)

マイクロフィルムはハイテク?

カテゴリー: - susumuhayashi @ 02時15分19秒

田辺元の講義下書きの検索をデジカメのカラー高階調画像でやってみたら,
なかなかうまくいかなかった.ヒルベルト手帳の画像の時には経験した
ことがないような精度の悪さを不思議に思い,両者を比較して考え付いた
のが,ヒルベルト手帳研究ではマイクロフィルム画像を使っていたことだった.
それまでは古い遺産として「仕方なくマイクロフィルム画像を使っている」
と思っていたのだが、むしろ「マクロフィルムだからうまくいった」と
考え直してみたわけだ.

寺沢エンジンは,カラー画像も一度モノクロに落として検索するので,
カラーかどうかはあまり関係がないが,高階調の部分が
悪さをしている,できるだけ黒白2値に近い画像が良いのだろうと
考え,群馬大から史料を借り,大学の近くの光楽堂で硬調のマイクロ
フィルムに焼いてもらった.また,その際に赤フィルターをかけて
原稿用紙の罫線を消してもらった.その結果は予想以上に良いもの
であった.検索用画像を作る際の工夫で検索性能を上げるということ
を考えるべきだろう.それには色々な工夫が必要だが,取りあえず,
マイクロフィルムという技術があることは有難いことである.
#マイクロフィルムの代わりになる技術を探し回ったが,結局
#は、今は存在しないという結論になった(でもすぐに出来そうとい
#うのが専門家の一致した意見).

以下,史料はすべて群馬大学図書館田辺元文庫の「昭和9年講座」の
1枚目である.(田辺の手稿の公開については、
著作権を持つ田辺賞準備委員会委員長藤田正勝先生、及び、資料所有者の
群馬大学図書館の了解済み.以後、いちいち書きません.)

ちなみに検索している文字は「内」である。
とても読めないでしょう?これが「内」だと解って、かつ、確実な
証拠を見つけるまで1,2週間かかりました。 :-?

カラーデジカメ高階調

フィルタなしマイクロ

フィルタありマイクロ

検索実験フィルタなし

検索実験フィルタあり


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